プレゼンティーズム 【0042】

生産性を向上させる方法として、「従業員の不安を取り除く」があります。
不安なことがある、悩みあるなどの状況下で仕事をしていると、生産性が低下してしまうのです。さらにサービスや製品の品質も低下してしまいます。

 

▼「従業員の不安を取り除く」についての記事はこちら
生産性向上のために是非企業が取り組んでみたいこと

 

出勤していても生産性が落ちている?

さて、今回は従業員の健康状態に着目してみます。
通常、従業員に仕事をしてもらうにあたり、出勤しているか?それとも欠勤しているか?という視点で労務管理をしていると思います。もちろん、これは大切なことであり、継続していく必要があります。

ただ、出勤している従業員の健康状態に関して、気にかけていますか?もちろん、明らかに体調が悪そうな従業員に関しては、気にかけて声をかけることもあるかと思います。この体調が悪そうな従業員は出勤しているものの、健康状態に問題がない時と比べて、生産性が落ちてしまっている可能性があります。また、その従業員が作業した結果である成果物の品質も落ちている可能性があります。

 

 

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健康状態も管理することを考えていこう

このように出勤はしているものの、何らかの健康問題によって業務の能率が落ちている状況を「プレゼンティーズム」と言います。慢性的な疲労やメンタル不調、風邪、頭痛、腰痛、アレルギー、生活習慣病などが能率を落とす要因となり得ます。

このような状態で業務を遂行していても、目に見えない労働損失や生産性低下が企業の経済的損失を招く可能性があるのです。

そのため、企業は健康管理を従業員任せにするのではなく、情報を収集し管理していく必要があるのです。