できるように訓練する

北海道日本ハムファイターズ監督(投稿日時点)である栗山英樹さん。

彼の指導法や考え方、選手への接し方等には、人を育てるという点において、とても参考になることが多いと感じています。

個人的には、共感する点が多く、自分の考え方に近いです。

そこで、栗山英樹監督の著書やインタビュー等の発言から、人を育成することについて学んでいきたいと思います。

 

できるように訓練する

「教えてもできないは、選手のせいだという考え方がある。だが、プロの門を叩くほどの選手は、誰もが優れた才能や素質の持ち主であるはずだ。それでも教えたことができないのは、できるように訓練させていないから、そう考える。
では、どうしたらできるようになるのか、その持っていき方を考えてあげるのが指導者の仕事ではないか。」

<出典>伝える。

 

すべての従業員が、会社や上司が思っているように、なんでもできるといことはありません。むしろ、できないのが普通です。

だから、基本的な作業や考え方、その組織のやり方を教えてる必要があります。

しかし、教えてもこちらの思ったようにできないこともあります。成長しないこともあります。そんな時、従業員のせいにしていませんか?しっかり指導していない可能性もあるのです。いや、そこを指導するのが上に立つ者の役割です。

 

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うまくできない時にどうやって指導するか?

うまくできないことはあります。なかなか覚えられないこともあります。思ったように成長できないこともあります。

従来の指導法でうまくいかないのではれば、更に深堀りして教えることや、やってもらいたいことを違う視点から見させてみることが大切になってきます。

そして、気づかせるのことが成長を促します。

 

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教えられたノウハウをどのように咀嚼して自分の身につけるのか?
どのような考え方をするとよいのか?

そういうことも教える必要があるのです。

 

優秀な指導者とそうではない指導者の違い

優秀な指導者とそうではない指導者の違いはどこにあるのでしょうか?
実は優秀な指導者は、無意識のうちに「どうしたらできるようになるのか、その方法をあらゆる角度から考えて伝えている」のではないでしょうか?

もし、あなたが無意識に出来ていないのであれば、意識してみるとよいのではないでしょうか。
出来ないのは自分の教え方のせい。そう思って取り組むときっと効果がでることでしょう。