IgA腎症による障害年金請求

IgA腎症とはどんな病気か?

慢性糸球体腎炎のうち、腎臓の糸球体に免疫グロブリンのIgAやIgGと言うタンパクの沈着を認めるものを言います。
IgA腎炎、Berger病、IgA-IgG腎症は同様の疾患です。

本邦では慢性糸球体腎炎のうち、成人の30%以上、小児の20%以上が当該疾患です。一般に経過は緩慢であるが,20 年の経過で約 40 %の患者が末期腎不全に移行すると言われています。

障害年金請求におけるポイント

腎疾患による障害は初診日から時間が経過していることも少なくないです。
それ故に初診証明の取得やどの時点を初診日とするか?などについても難しいケースがあります。
健康診断で尿蛋白の陽性を指摘された後に病院を受診した日が、原則初診日となります。

人工透析を行っていると2級と認定される目安はあるものの、初診日、発症からの経過等について、申請書類に反映させて丁寧に仕上げていく必要があります。

【参考】
難病情報センターホームページ
IgA腎症診療指針 第3版 (日本腎臓学会)

スポンサーリンク