生産性向上のために是非企業が取り組んでみたいこと 【0041】

働き手不足とワーク・ライフバランス

人手不足で採用できない状況が続いています。今後も劇的に改善するとは思えません。そのため、一億総活躍プランなどにより、働き手の確保ができるように知恵を絞っています。

 

一方で、働き方改革の1つとして、残業規制があります。この残業規制をはじめとする労働基準法の改正は、平成29年秋の臨時国会で審議され、平成31年4月からスタート予定でした。しかし、衆議院の解散総選挙により、この審議は平成30年の通常国会を予定しています。審議がスムーズに進まなければ、改正が成立して1年未満での施行は難しいと思われるため、平成31年4月には間に合わない可能性もあります。

 

生産性を向上させることを真剣に考える必要がある

このように、働き手がいないうえに、働く時間を減らす方向に進んでいます。そうなると、生産性を向上させる方法を検討していくことになります。

本邦は、他国に比べて生産性が低いと言われています。もちろん、職人の匠の技でものづくりをして成長してきた歴史があります。だからやむを得ないかもしれません。ですが、仕方ないで片づけるのも違います。やはり、難局を乗り切ろうと創意工夫することが大切です。

生産性向上には、AIやITの活用と言われていますが、業種によっては簡単ではないです。また、お金も時間もかかります。機械化、自動化もできればよいのですがこれも同様です。ですから、現場における効率的に作業ができる仕組みづくりやノウハウの共有、作業の標準化およびマニュアルに落とし込むなどを通して生産性向上を図っていく必要があります。

 

742ca84a503da381d681e75904533cf5_m

生産性向上のために企業が取り組むべきことの1つ

さて、これらの生産性向上の手法の他にもう1つ重要であると考えていることがあります。それは、「従業員の不安を取り除く」ということです。不安なことがある、悩みあるなどの状況下で仕事をしていると、生産性が低下してしまうのです。さらにサービスや製品の品質も低下してしまいます。

この対策として「従業員の不安を取り除く」ような対策や活動をするのです。
この不安を取り除くことについては、次回以降にみていきます。