定年がモチベーションを上げている説
中高齢者から聞くことがあるフレーズに次のようなものがあります。
① 60歳が定年だから一区切り
② 65歳まで頑張る
③ 65歳になったら、年金フルでもらえる
※③は現在の60歳代前半の方は、特別支給の老齢厚生年金が生年月日と性別によって決められている年齢から受給できる。65歳になると老齢基礎年金と老齢厚生年金がもらえるという意味
①は企業の人事担当者からも聞くフレーズですね。
これらは、勤務先の就業規則に決められた定年や再雇用制度、国の制度に影響されているという見方も出来ます。
自分の人生をそれらの決まりに当てはめているのです。
人生の数値目標?
しかし、これをよく見ると、数値目標が設定されていると解釈することも出来ます。
普段、仕事をするうえで、数値目標を設定し、それを達成するように!と言われていると思います。
実は、こんなところにも数値目標があったのです。人生の数値目標が・・・
定年などがなかったら
④ 勤務先には定年がない。
⑤ 年金も好きな年齢から受給できる
※⑤は現在も年金の繰上げ受給や繰り下げ受給は可能である。繰上げすると受給額は減額される。
もし、そのような状態であれば、自分で退職の時期や年金受給開始時期を決めなくてはならないのです。
どうでしょうか。。。
自分で決めるのは大変なんです。何か制度などで決まりあり、それに従う方が楽なのです。
だから、いざ自分で決められるとなると、意外と無気力にダラダラと働き続ける方も少なくないのではないかと思うところです。
そう考えると、年齢が示されていることは、モチベーションを上げたり、維持したりする効果があるのかもしれませんね。