「何分不慣れなため・・・」というフレーズは必要でしょうか?
(プロではない)司会者や発表者が挨拶の後、本題に入る前にこういうフレーズを口にすることがあります
何分不慣れなもので・・・
良く聞くフレーズではないでしょうか?
さて、このフレーズ。必要でしょうか?
結論から言うと、必要ないと考えます。
「何分不慣れなため・・・」と言ってしまう理由とは
「何分不慣れなため」は、相手に自分の状況を伝えるのに便利なフレーズです。
ですが、そもそもプロでないのですから、多少言葉を噛んだり、詰まったりしても仕方ありません。
それに、頻繁に人前で話すことがないのであれば、慣れていないのは当然です。
聴いている側もそれは分かっています。
わざわざ言っているよ~と思う人おり、印象を悪くしている可能性もありまうs。
一方で、なぜそう言ってしまうか?
話す側の心理としては、以下のような理由があるのではないでしょうか。
・そう言う慣習がある
・他の人も言っている
・そういうセリフを言っておいた方が話がしやすい
・上司や先輩のアドバイス
・後で文句を言われないための免責
私も以前は「何分不慣れなもので・・・」と発したこともありました。それを言うと、かっこが付いた気になっていたのかもしれません。
ですが、それは必要ないとその時の自分に教えてあげたいですね。
先輩からお客様の引継ぎを受けたとき
異動などにより先輩からお客様の引継ぎを受けたとき、挨拶に伺うことや取り合えずメールを送信することがあります。
その際、至らない点があるかもしれないという趣旨で「何分不慣れ」を使いがちです。
ですが、遜っていることを示しているつもりで使用している場合であっても、不慣れな者を自分たちの担当すると言うことは、ぞんざいに扱われていると感じてしまうお客さまもいるかもしれません。
相手の受け取り方によっては、こちら側の意図していない解釈をされることあります。「お客さまに貢献する」「一緒に課題を解決する」などの趣旨のフレーズを使う方が良いかもしれませんね。