〇〇〇らしくない人に会いたい。
みずほフィナンシャルグループが、就職活動をしている学生に対し配っている冊子があります。
この冊子の表紙にはこう書いています。
「みずほらしくない人に会いたい。」
「らしくない人」とはどういうことでしょうか?
うちの組織に必要な人材を採用し続けた結果・・
採用を行っていると、似たようなバックボーンを持っている人、似たような性格の人を多く採用してしまうこともあります。
それは、職種ごとの適正イメージや企業風土、企業の成功体験が持っており、これらに合った人材を採用するためではないでしょうか。
文系の職種には、理系学生の応募も少ないですし、採用数も少ないです。
同じ作業を繰り返す業務は、コツコツと作業に没頭し続けられる性格が向いていることもあります。
タイプが偏ってしまうメリットとデメリット
集団が似たタイプの人材で固められているメリットとデメリットを考えてみましょう。
メリットは、得意分野に強く、好調な時はガンガン成績を上げられます。
一方で、そのような集団は一度スランプに陥る、危機的な状況に見舞われる時には、多くの人材は不調に陥ってしまい、そこから抜け出せなくなるというデメリットがあります。
転換期に差し掛かっている場合、新しい発想やイノベーションを必要としているときは、多種多様な人材がいる方が強いのです。
働き方改革、働き手不足、AIの活用等々、世間が大きなうねりにあり、まさに転換期です。
「らしくない人」とは、今まで採用してきた人材と違う持ち味を持った人材を指すのでしょう。
他社の事例を参考に、自分の組織を再分析し、修正していくことも検討してみましょう!