数値計画は必要か?

 

売上や仕入れ、材料や消耗品、人件費や販売費など、これらの計画(売上計画、予算など)は必要なのでしょうか?

企業活動をする上では、必要であると考えています。

上場企業での収益改善に取り組んだ経験、および現在の事務所、会社役員としての経験から感じたこと、会計事務所のサポート経験や日商簿記(2級取得。1級受験経験あり。)など、学んだことを元に考えていきます。

働きやすい会社をつくるには、会社の資金が溜まる体質に変えることが必要だと考えています。そのため、資金が溜まる体質に変えることについても考えていきます。

 

なぜ数値計画が必要か?

PDCAサイクルをまわすことが必要である。そういわれているもののこれを否定するする方もいます。

「PDCAじゃない。Do-Do-Doだ!」

考える暇があったら、まず行動せよ!

確かにその通りかもしれません。

ただ、組織だって活動するのであれば、色々な人材がいますので、それだけでは上手くいかないことも少なくありません。

そんなDo-Do-Doな人もCheckはしているものです。

数値計画はなくても、結果を振り返ることはしていると思います。

今期の売り上げは前年より伸びた!

これだと、結果がどうだったか?の振り返りだけです。

売上で言えば、期首に今期の計画をたて、売上を伸ばすために、取り組むことを決め、各担当者が何を売るのかなどを計画する。

結果が良くても悪くても、その要因を探ります。

その分析結果を次の期に繋げていきます。

このように計画をすることで、やることが明確になり、結果の振り返りもしやすくなります。

また、基本的に会社には多くの従業員がいます。そのメンバーの意思統一や行動指針にもなります。

個人の目標や評価にも連動します。

 

経費も計画を

経費予算においても計画は必要です。

計画がないと、どのぐらいまで費用をかけても良いのか分かりません。

自社でコスト削減!をする場合、前期の結果からではなく、結果から導いた今期の計画に対して、削減計画を策定する方が、取り組みやすいです。

また、メンバーに権限を与える場合においても、この予算権限も一緒に与えると良いです。その場合も予算計画がないと、その都度どんぶり勘定では良くないです。

 

まとめ

企業活動を潤滑に行うには計画が必要です。

また、企業活動は組織で行います。そのうえで意思統一や権限移譲が必要になります。これらを行う際、計画がある方がスムーズです。

売上だけでなく、経費も計画数値を持つと良いでしょう。