予算オーバーしない管理方法とは?
売上や予算の計画を立てたもの、結果といて予算オーバーしてしまうことがあります。
不思議です。
業務量に応じて材料費が増えてしまうのであれば、それはやむを得ません。
ですが、例えば事務消耗品費などは、予算内でやりくりできそうなものです。それでも超過してしまいます。
では、どうしたらよいでしょうか?
結論から言うと、予算以上に支出しないことです。
当たり前のことです。
このことについて、もう少し掘り下げてみます。
※上場企業での収益改善に取り組んだ経験、および現在の事務所、会社役員としての経験から感じたこと、会計事務所のサポート経験や日商簿記(2級取得。1級受験経験あり。)など、学んだことを元に考えていきます。
※働きやすい会社をつくるには、会社の資金が溜まる体質に変えることが必要だと考えています。そのため、資金が溜まる体質に変えることについても考えていきます。
予算内で納めるポイント
予算を管理できない場合に、確認したいことは、予算執行を誰の権限、承認のもと行っているか?です。
ここが曖昧な事が多く、結果として予算が管理できない原因となります。
承認権限者が責任を持って、予算内執行を管理すれば、必ず予算内に収まります。
まずは、予算執行の権限者を決め、承認プロセスを整備することをお勧めします。
また、費用の内容や金額によっては、承認権限者を上位のものにするなど、多段階にしておくのも良いと思います。
どうしても予算を超えて執行したいとき
予算内で管理していても、どうしても予算を超えて物を購入したい場合もあります。そんな時どうしたら良いでしょうか?
1つは、予備費を持っておくことです。
そうすれば、予備費の中から予算執行することが出来ます。
ただし、予備費は、潤沢に計画してしまう傾向があります。また、期中に予備費を使い切ろうとするあまり、無駄な出費となってしまうこともあります。そのため、予備費は予算段階からしっかり管理する必要があります。
もう1つは、別の科目の予算を減らして、使いたい科目で使用する方法です。
予算を振り替える、付け替える方法です。
この方法だと複数の科目トータルで、予算内執行とすることが出来ます。
この方法のデメリットは、予算付け替えの管理が必要なことです。
また、付け替えの申請→承認などのプロセスを経ることになるため、業務量が増えることや承認まで時間がかかってしまうことです。
▼予算と実績の管理は大切な活動です
まとめ
・予算オーバーしないためには、予算金額以上に支出しないように管理する。
・予算執行の権限者を決め、承認プロセスを整備する。
・予備費や他の付け替えなどの弾力的な運用ができる仕組みを持っておく。