定年が65歳に引き上げられるとしたら 【0003】

高年齢者雇用安定法のもと、定年を定める場合は60歳を下回ることができません。
また、65歳未満の定年を定めている事業主に対して、65歳までの雇用確保をするため高年齢者雇用確保措置の導入が義務付けられています。

・定年の引き上げ

・継続雇用制度の導入(経過措置あり)

・定年の定めの廃止

 

企業側の杞憂

例えば、定年を60歳から65歳に引き上げます!
企業側は、人件費の増加、退職金の問題、変わらず生産性のある就業ができるのか?など、心配事が山積しています。
だから、そう簡単に引き上げられないのもうなずける話です。

 

労働者側の杞憂

一方、労働者側も簡単ではありません。
60歳で定年後は悠々自適なセカンドライフをエンジョイしよう!
そう考えていたのにあと5年も働かないといけない・・・
自己都合退職すると退職金が減額されてしまう可能性もあります。
また頼みの年金は、平成28年4月からは62歳にならないと受給できません。

 

企業側の課題

そう考えると定年の引き上げは労使双方に良い話とは言えないのかもしれません。
ですが、いずれ近い将来「定年を定める場合は65歳を下回ることができません」と法令が改正される可能性は否定できません。

労働力が不足し始めている状況です。
人材を最小してようと思い募集しても応募は少ないです。
そろそろ対策を考え始めたほうが良いのかもしれませんね。