大和証券が70歳までの再雇用上限を撤廃するらしい 【0030】
大和証券グループ本社は、70歳としていた営業職の再雇用上限を撤廃するとの報道がありました。
定年年齢を廃止した訳ではありません。60歳定年後に希望者を再雇用しますが、この上限が70歳であるものを撤廃するということです。
また、健康状態に問題がないなど、会社選択の余地を残してある再雇用上限撤廃です。ですから、例えば健康状態に問題があり、仕事がパフォーマンスが落ちてしまっている場合は、再雇用をご遠慮いただくことも可能なのです(ただし、法令で希望者全員再雇用しなくてはいけない年齢の方は除く)。
「体力的にきつくなった。」「ゆっくりしたい。」など、本人がリタイアする時期を選択できます。
いつまでもいられると会社が困る??
実際、70歳以降も働き続けるのは少数ではないでしょうか?
このような制度を導入したことによる、従業員の安心感。また、制度導入についての外部へのPR効果は期待できると推察されます。
制度を導入するにあたり大切なのは、高齢者にどのような仕事をしてもらうかを明確にすることです。
大和証券の場合、退職金の資産運用など、個別に対応する営業職のニーズはあります。また、20代より同年代の方に相談に乗ってもらうう方が、お客様にとっても話がしやすいなど安心感があります。
実際に高齢者を活用したくてもやってもらう仕事がない。そう言う話をよく耳にします。
現在の業務を棚卸して、振り分けてみる。お客様や現場の声を集め、ニーズを探る。
そう言った活動により高齢者の職務開発をするとよいでしょう。